今日は、5時半起きだ。
この前会った女と家で飲んでパコって、
朝もパコって、そして、
あ、ウニ食いいこう。
となって、佐井村のぬいどう食堂に
急遽ウニ丼食いに行くことになった。
ちなみに、このぬいどう食堂には、
俺は、2度訪れているんだが、
1回もここでウニ丼を食べたことはない。
1回目は元カノと行って、
店は開いていたが、ウニがもう
売り切れていた。
2回目は妹夫婦と母親を連れて行ったが、
ウニないよ。
といわれ、終了した。
例年よりちょっと遅いらしい。
どうやら、佐井村のウニたちは
どうやっても俺に食われたくないらしい。
そこで、今回は3度目の正直なのである。
2度あることは3度あるのか、
3度目の正直で食えるのか。
神のみぞ知るのであった。
ということで、今日は休みだし、とりあえず
VLOGもガチで始めようと言うことで、
終始ゴープロでひたすら
撮影し続けたのである。
ドライブ中に撮影するってのは何気に
面白くて、一瞬で佐井村に着いた気がする。
全く一瞬じゃないがな。
片道150キロだけどな。
往復300キロだぞ。
仙台行けるわ。
ということで、ぐだぐだVLOGをひたすら
とり続けていたわけだ。
詳しい内容は、後で動画を公開するから
それを見て欲しい。
ただ、ミスったのが、GoProMAXの現像
めちゃめちゃデータ量半端ないんだわ。
いつ編集し終わるか全くわからん。
ということで、今は、家に帰ってきて、
現像の待ちの時間に今日の日記でも一気に
書いちまおうってなっているわけだ。
恋愛論や、哲学、自己啓発的な内容を
ひたすら4時間ぶっ通しで俺は
しゃべり続けていた。
のどイタイ。
ちなみに俺は、ぬいどう食堂に
6時から20分から30分ごとに
電話をかけていた。
この前のみに行ったときに、
俺がぬいどう食堂に行ったけど、
1回もウニ丼食えてないことを、
その店に来ている客に言ってみたんだ。
俺「俺ぬいどう食堂に
2回行ってるんですけど、
2回とも食えなかったんですよ」
客「え、私いっつもウニ丼食べてるけど」
俺「え、まじっすか、
どうやってるんすか?」
客「あんた何時にいっつも行ってんの?」
俺「12時ぐらいですかね」
客「あんた、バカ、バカなの?
あそこは9時か10時ぐらいに行かないと
食べられないんだよ。」
俺「え、そうなんすか」
客「6時半から7時ぐらいに電話して、
今日ウニあるか聞いて、そのまま
9時か10時に行くって予約していくのが
普通だよ」
俺「え、マジで」
ということで、俺はその教えを忠実に守り、
6時から20分から30分ごとにひたすら
鬼電していたのである。
結果、全く出ん。
やっているかどうか分からん・・・。
というそんな疑問を背負い、
俺は佐井村に向かったのであった。
ぶっちゃけ、途中から、車の中で
動画撮るのが楽しくなって、
別にやってなくてもいっか。っという
都合のいいオツムとなっていたのだった。
ということで、あッという間に秒で、
ぬいどう食堂についたのである。
あれ、まさかのやっていない・・・。
まじか。
でも、もしかしたらこれから
やるかもしれんしな。
電気ついてない。
まぁ、ダメ元でとりあえず行ってみるか。
車から降りて俺は向かったのであった。
店の中をちょろっとのぞいてみた。
案の定電気はついてないし、
人のいる気配もない。
おわたー。
俺3度目おわたー。
となっていたのだが、
奇跡は起きた。
「入って良いよ。」
なんとぬいどうのばあちゃんがいたのである。
そして俺はお決まりのセリフを
言うのであった
俺「ウニ丼ありますか?」
ばあちゃん「ウニ丼もうやめた。」
俺「え、」
ばあちゃん「もう歳でさ、
ウニはやめたんだ。ラーメンはあるよ」
俺「あ、そうなんだ・・・。へー、あ、
そうなんだ・・・。それは仕方ないですね」
ばあちゃん「隣だったらあると思うから、
もうちょい待ってみて」
と、
桐島、部活やめるってよ
ばりに、
ぬいどう、ウニ丼やめたってよ。
と、俺の頭の中でこだましているので
あった。
ウニが売り切れでも、
今日はウニが取れないから、無理。
でも、ない。
ウニ丼をやめたのである。
これほどまでに、完璧なオチが
あるだろうか。
俺は、ショックなどみじんも感じず、
ただただこの状況に笑っていたのであった。
結果、隣の仏ヶ浦ドライブインでウニ丼を
食べることができた。
まぁ、つまりはだ、
桐島、部活やめるってよ。ばりに、
ぬいどう、ウニ丼やめたってよ。
このフレーズを引き出す為だけに、
2年越しに、引っ張って引っ張って、
片道150キロを動画撮りながらウキウキな
気分で秒で訪れるほどに錯覚して、
このフレーズを伝家の宝刀ばりに
引き出したのである。
俺は大満足だった。
もう思い残すことはない。
真っ白な灰に燃え尽きたぜ。
さて、家帰ろ。
どこにも寄らずに直帰したのであった。
コメント